糖質制限をしても血糖値が下がらない原因と正しい糖質制限

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血糖値が気になっている方や、糖尿病を改善しようと努力されている方は、糖尿病食とも呼ばれる糖質制限食を摂っておられる方が多いかと思います。ですが、この糖質制限食を摂っていても、なかなか血糖値が下がらないことで悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。

糖質制限をしていても血糖値が下がらない理由としては、”その糖質制限の方法が間違っているから”ということが、1つの可能性として挙げられます。「糖質制限というそれらしい食事はしているけれど・・・」「詳しく糖質制限食について説明してと言われるとできない」という方の場合には、特に間違っている可能性が高いと言えます。

ここでは、糖質制限食を摂っていても血糖値が下がらないという方に対し、その原因や正しい糖質制限、レシピなどについてもご紹介していきたいと思います。

目次

0.血糖値が下がらない原因
0-1.間違った糖質制限を行っている
0-2.暁現象とは

1.正しい糖質制限の方法
1-1.糖質制限とは
1-2.正しい糖質制限
1-3.糖質制限食にはメリットがたくさん

2.血糖値を下げる食事
2-1.ささみのチーズ焼き
2-2.きのこたっぷり炊き込みご飯
2-3.昆布入りハンバーグ
2-4.豆腐グラタン

3.糖質制限食の注意点


0.血糖値が下がらない原因

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血糖値が下がらない原因としては、冒頭でもお話しましたとおり、”間違った糖質制限を行ってるため”というのが原因の1つです。
糖尿病は、血中のブドウ糖がうまく処理されなくなり血糖値が高くなることを指します。この血糖値をあげてしまうものは糖分のみだということをご存知ですか?2004年の、米国糖尿病協会「Life With Diabetes」によると、食べ物が消化・吸収されたあとに糖質は100%血糖値に変わるものの、タンパク質・脂質は血糖には変わらない、という記述があるのです。三大栄養素として「炭水化物(糖質)・タンパク質・脂肪」の3つがありますが、この炭水化物(糖質)のみが、血糖値に直接影響を及ぼすとされています。

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つまり、炭水化物を摂取しないようにする、もしくは摂取を減らすことで、血糖値の上昇を防ぐことができる(主に食後血糖値)というのが、”糖質制限”の考え方なのですね。

糖質制限の考え方についてご説明したところで、糖質制限を行っても血糖値が下がらない場合の原因についてチェックしていきたいと思います。

参考・参照:ドクター江部の糖尿病徒然日記
http://koujiebe.blog95.fc2.com/


0-1.間違った糖質制限を行っている

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糖質制限という言葉だけで、「甘いものをやめればいい」と思っている方もおられるかもしれません。根本的な部分なのでそのような考え方をしている方は少ないかもしれませんが、このような考え方で甘いものだけを抜いている場合には大きな間違いです。

糖質制限というのは、前述のとおり、血糖値に影響を及ぼす三大栄養素の1つである炭水化物(糖質)の摂取を控えたり少なくしたりするものであり、甘いものを控えるという意味ではありません。もちろん甘いものを控えることも大切ですが、これだけでは糖質制限ができているとは言えないのです。

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大切なことは、甘いものだけではなく、白米やパンなどの炭水化物(糖質)を摂らないように・もしくは減らすようにすることです。甘いものだけを減らして白米やパン、麺類などをたくさん食べていては、血糖値が下がるわけがありません。加えて、脂質やタンパク質までをも一緒に減らし、カロリーを抑えるというのは糖質制限ではありません。炭水化物の摂取は控えても、脂質やタンパク質はしっかりと摂取する必要があります。

特に、2型糖尿病の方の場合には食後血糖値の急上昇が問題となるため、この急上昇を引き起こしている糖質を制限することは、高血糖の悪化や予防に繋がります。また、血糖値の急上昇を防ぐことで、インスリンを分泌している膵臓を休ませてあげることができるということもあり、インスリン分泌機能を回復させることも期待できます。


0-2.暁現象とは

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暁現象も、糖質制限食を摂っていても血糖値が下がらないという場合の原因の1つと言えます。

正常な方の場合には寝る前よりも早朝のほうが血糖値が低いのですが、糖尿病の方の場合、寝る前よりも早朝の方が血糖値が高いということがあります。これを、暁現象と言います。この暁現象とは、膵臓からのインスリン分泌が不足している2型糖尿病の方に見られやすいもので、深夜3時頃から明け方にかけて血糖値が上昇しやすく、早朝の空腹時血糖値が下がりづらいということがあります。
糖質制限食をはじめてから食後血糖値は改善したけれど、早朝の空腹時血糖値がなかなか改善しないという方の場合には、この暁現象である可能性があるのですね。


1.正しい糖質制限の方法

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間違った糖質制限を続けていても、効果を得ることは難しいどころか無理な話だと言えます。正しく糖質制限を行い、血糖値をコントロールしていきましょう。そのためにも、糖質制限の種類や方法、メリットなどをご紹介していきたいと思います。


1-1.糖質制限の種類

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糖質制限と一口に言っても、実は3つの種類(タイプ)があります。この3つのタイプを、自分の症状や糖尿病の進行度によって選んでいくことになります。

1.プチ糖質制限食
2.スタンダード糖質制限食
3.スーパー糖質制限食


①プチ糖質制限食
こちらは一番手軽にできる方法で、糖質制限ダイエットなどを行う方にもおすすめできる方法です。
夕食だけ主食を抜くようにすることで、白米や麺類、パンなどの炭水化物が大好きでやめられない方に用いられるタイプです。ただし、糖尿病の方はプチ糖質制限ではなく、スーパー糖質制限食もしくはスタンダード糖質制限食が提案されています。

②スタンダード糖質制限食
こちらは朝食と夕食だけ主食を抜くようにして、昼食のみ主食も摂るという方法で、昼食において糖質制限を行うことが難しい場合の糖尿病の方に提案されているタイプです。

③スーパー糖質制限食
こちらは朝・昼・夜の全ての食事で主食を抜きにするという方法です。
効果は抜群とされており、早く効果がでやすいため、糖尿病の方には一番おすすめとされている方法です。

*ここでの主食とは、お米・麺類・パン・イモ類などの炭水化物(糖質)を多く含むものを意味します。


1-2.正しい糖質制限

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正しく糖質制限を行うために、以下のポイントを守るようにしましょう!

・炭水化物(糖質)の制限は行っても、カロリーは制限しない
・ただしカロリーは無制限ではなく、一般的な標準摂取カロリーの範囲(男性1,600~2,000キロカロリー、女性1,200~1,600キロカロリー)が目安になる
・抜く必要がある炭水化物(糖質)は、米飯・麺類・パン・イモ類などの炭水化物であり、甘いものだけを抜けばいいわけではない
・魚、お肉などは糖質ではないため食べても問題なし
・焼酎やウイスキーなどは飲んでも問題なし

正しい糖質制限と聞くと、なにやら難しいカロリー計算などをこなしながら行うものだと思ってしまう方も多いと思いますが、実はこのような点に注意するだけでいいというとてもシンプルなものなのです。
糖質を制限することが目的なので、カロリー制限などもまく、お魚やお肉、焼酎なども問題なく楽しむことができます。パンや白米なども、スタンダード糖質制限なら昼間には食べることができますよね。大切なことは、米飯・麺類・パン・イモ類などの炭水化物を豊富に含むものを控えることであり、食べる量やカロリーを減らすということではないということです。

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糖質制限食において、どの程度糖質を制限していくのかという目安は、こちらになります。

HbA1c≦8.9 :プチ糖質制限食(夕食のみ主食抜き) %C≒40~45%
HbA1c 9.0~11.9 :スタンダード糖質制限食(朝食と夕食のみ主食抜き) %C≒30~35%
HbA1c≧12.0   :スーパー糖質制限食(朝・昼・夜全て主食抜き) %C≒15~20%

参考・参照:小早川医院
http://www.kobayakawa-dm.com/low-carbo/


1-3.糖質制限食にはメリットがたくさん

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糖質制限食は、人間が健康的に生きていくために欠かせない普通のご飯です。つまり、糖尿病の方のご飯というわけではなく、健康食なのですね。野菜やお肉、お魚からしっかりと栄養を摂取し、その中で炭水化物を控えるという、満腹になる上に糖尿病の改善や予防も見込めるという食事です。

糖質制限食のメリットとしては、以下のようなものがあります。

  • カロリーの計算が不要
  • 満腹になるので苦に感じない
  • 魚やお肉なども食べられる
  • 炭水化物を多く含むものだけ制限すればいい
  • ダイエットにも効果が期待できる(プチ糖質制限食)
  • 膵臓を休めることができ、インスリン分泌機能の回復も期待できる

このように、糖質制限食を摂るということにはいくつものメリットがあるのです。ただ単に糖尿病の予防や改善だけではなく、健康でいるために糖質制限を行うという方も増えています。


2.血糖値を下げる食事

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具体的に、血糖値を下げる食事にはどのようなものがあるのか、糖質制限食を見ていきたいと思います。


2-1.ささみのチーズ焼き

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・材料
ささみ 1本
とろけるチーズ 適量
パセリ お好みで
塩コショウ 適量

・作り方
1.ささみを叩いて平たくする
2.塩コショウをまぶしてフライパンで片面を焼く
3.ひっくり返してチーズとパセリをのせ、フタをして火を通す
4.チーズが溶けてささみに火が通れば完成

!パセリは色合いの問題でのせるのですが、なくても美味しいです。


2-2.きのこたっぷりの炊き込みご飯

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・材料
えのき 100g
しめじ 1パック
米 1合

だし汁 1カップ
醤油 大さじ1
塩 ひとつまみ程度

・作り方

1.普段お米を炊く通りの手順で、まずは洗う
2.えのきとしめじを洗いほぐす(えのきは小さめに刻む)
3.炊飯器にお米とだし汁・醤油・塩を入れ、えのきとしめじを入れて炊く
4.炊き上がったらよく混ぜて完成

!きのこ類をたくさん使うことでかさ増しをします。炭水化物がどうしてもやめられないという時におすすめです。


2-3.昆布入りハンバーグ

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・材料
合いびき肉 100g
玉ねぎ 半玉
細めの昆布(乾燥) 3g
塩コショウ 適量
卵 1/4
ナツメグ 少々
パン粉 大さじ1

*ソース
ポン酢 適量
大根すりおろし 適量

・作り方
1.細めの昆布を水で戻し、1cm程度の幅で切る
2.玉ねぎをみじん切りにし、火が通るまで焼く
3.玉ねぎがある程度冷めたら、ボウルにソース以外の材料を全て入れて混ぜ合わせる
4.成型して焼き、焼き色がついたらフタをして弱火で火を通す
5.火が通ったら、ハンバーグを盛り付け、すりおろし大根とポン酢をかけて完成


2-4.豆腐グラタン

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・材料
木綿豆腐 1/2丁
茹でたブロッコリー 4個
プチトマト 4個
ピザ用チーズ 35g
粗挽き黒胡椒 適量
オリーブオイル 適量
卵 1個

・作り方
1.卵を溶いて、木綿豆腐をちぎりながら入れて混ぜる
2.さらに1にピザ用チーズ(25g)と黒胡椒を入れ、混ぜる
3.茹でブロッコリーを食べやすい大きさに切り、プチトマトは半分にする
4.グラタン皿にオリーブオイルを塗り、2を入れ、ブロッコリーとトマトをのせる
5.残りのピザ用チーズを載せ、黒胡椒をかけて、200度のオーブンで20分程度焼く
6.チーズが溶けていい色に焼きあがったら完成


3.糖質制限食の注意点

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前述のような糖質制限食のメリットを見ていると、いいことばかりなように感じられるかもしれません。ですが、糖質制限食を摂るにあたり、いくつか注意しなくてはならないこともあります。

糖質制限食は、糖尿病の治療や予防に用いられるものですが、合併症として腎不全を患っておられる方の場合には適応となりません。また、活動性膵炎の方の場合にも適応とはなりませんのでご注意ください。
さらに、インスリン注射や血糖降下剤の飲み薬を飲んでいる方の場合には、低血糖になる可能性があります。糖質制限食をはじめるにあたり、必ず主治医と相談するようにしてください。薬を服用していない方、インスリン注射を使用していない患者さんの場合には低血糖の心配はないとされています。

心配な場合には、主治医に相談の上、糖質制限食をはじめるようにしてくださいね。

 

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